2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。
研修最終日の本日は、千葉県にある成田山新勝寺へ。
節分の豆まきがよく知られている新勝寺は成田空港からも近く、外国人観光客も多く訪れるお寺です。お寺には、英語のガイドさんがいて、新勝寺の歴史、建築物の由来や意味など、ゆっくりとたくさん説明をして下さり、研修生たちは聞き入っていました。時間配分を考えながら案内してくださったのでしょう。13時から始まる御護摩祈祷の時間にちょうど本堂に入ることができました。観光とはいえ、宗教施設に海外からの研修生を案内する場合、入ることに戸惑いはないか、居心地の悪い思いはしていないか、気を使います。それでも観光の1つの体験と感じてくれれば、と思ったのですが、本堂に響く太鼓の音、コーラスのようなお坊様の祈祷の声に、研修生も引率の先生も深く頭を垂れ、手を合わせ、共に祈りを捧げる姿がありました。この御護摩祈祷(おごまきとう)には、かばんやお財布など大切な持ち物を御護摩の火に当てることでご不動様のご利益を頂ける御火加持(おひかじ)があるのですが、こちらも多くの研修生や先生がお願いしていました。
足が痛いので、たくさん歩くのならば行きたくないと当初言っていた研修生も、河津さくらが咲く清潔で静かな境内を歩き、楽しい時間を過ごせたようで、参加してよかった、と言ってくれ嬉しく思いました。
千年以上の歴史を持つお寺の門前町は、名物のうなぎ屋さんやスイーツ、土産物のお店が並びとても賑やかで、研修生たちも楽しそうに歩いていました。ここは鰻が名物だよ、と教えたのですが、それは次回のお楽しみということで。
帰国前最後の休日。お天気にも恵まれ、穏やかな良い時間が過ごせました。2週間の研修は、長いようで短いものです。日本でのたくさんの学びや経験を、しっかりと自分の中に落とし込み、これから始まるであろうキャリアの中で生かしてほしいと願います。
ガイドさんの説明を聞きます。

一枚一枚丁寧に説明するガイドさん。図柄の意味や意図がわかるとより理解が深まります。

河津桜が満開でした。

2025年05月15日