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【C&G】福岡エグザミナー研修初開催!

2021年4月19日~20日の2日間、

福岡県の大村美容ファッション専門学校が保有する実習サロン「O.designs」にて

City&Guildsエグザミナー研修を開催いたしました。

 

研修には

 

株式会社BALANCE 大久保響綺さま

株式会社エフ 黒岩理さま

株式会社ase 山口麻代さま

 

の3名が参加。

 

また、アドバイザーとして、これまで多くの講師活動や試験官業務をおこなってきた

 

株式会社フィガロデザイン 萩井雅之さま

株式会社モードケイズ 松井

 

にお越しいただきました。

  

そして、大村美容ファッション専門学校の教員の皆様にもご参加いただきました。

 

参加者の皆様には2日間を通して、City&Guilds国際美容技能試験の採点方法や、

学生への指導の仕方などを学んでいただきました。

 

学生のサロンワークに対して適切な評価や、指導方法を行う参加者の方々

 

 

そして、2日目の研修を終え、認定証の授与!

 

 

 認定証を授与するセイファート福井幸大(左)と受け取るase山口麻代さま(右)

 

九州初となるエグザミナーが誕生しました!

研修を受けた皆様にはこれから学校の講師や試験官として活躍していただきます。

 

これからエグザミナーとして学生のために宜しくお願いします!

 

 

 

 

Request QJ Navi DAILY掲載👀

 

Request QJ Navi DAILYにて、セイファートラーニングプログラムの

アカデミー事業についてお話しさせていただきました!

 

美容教育の新たな形

〜なぜ今美容師の教育をアウトソーシングするのか〜

 

(取材を受ける株式会社セイファートの教育コンサルタント、福井幸大)

 

記事の中では、昨年度からセイファートラーニングプログラムの

アシスタント育成コース』を導入し、

来年度も継続して『スタイリスト育成コース』を活用していただく、

東京ヴァンテアンの中林さまにもお話をいただいております。

 

ぜひご覧ください☆彡

 

 

【C&G】国際ビューティモード専門学校 アセッサー研修開催!

 

3月24日(水)、25日(木)の2日間、

新潟県の国際ビューティモード専門学校さまで、

<C&Gメイクアップ・アセッサー研修>を開催いたしました!

 

国際ビューティモード専門学校さまでは、

2年次に授業を受け、試験に合格すると、City&Guildsの資格が与えられます。

 

アセッサーとは、「Asessment(査定・評価)する人」。

 

本プログラムで、学生の合否判定と評価をするのは、学校の先生たち!

 

ということで、同校では先生方に向け、年に1度メイクアップスキル及び

学生へ教えるスキル向上のための“アセッサー研修”を行っているのです。

 

 

 

この研修は、City&Guildsのメイクアッププログラムを監修している

BeSTAFF MAKE-UP UNIVERSAL

山口 啓先生と、アシスタントのTae先生に講師を務めていただきます。

 

★お二人のプロフィールはコチラ★

  

 

今回受講していただいたのは、国際ビューティモード専門学校の3名の先生方。

 

昨年受講された先生方も、モデルとして参加。本研修内容を復習していただきました。

 

まずは「メイク理論」の授業と、デモンストレーションです。

 

デッサンを用いた分かりやすい座学。皆さんメモを真剣にとります。

 

 

受講者のメモ

 

デモンストレーションでは、圧巻のメイク技術はもちろん、立ち姿勢や見せ方、

モデルさんへの配慮の仕方まで、細かくご指導いただきます。

 

マスク越しでも伝わる、笑顔あふれる研修☺

 

見て学んだあとは、いよいよ“コントロールメイク”の実践!

 

授業を想定し、制限時間を設けながら行います。

 

時間を計りながら優しく見守るTae先生

 

2日目からは、全てのメイクアップの基本形、“ソフト&シャープメイク”の実践。

 

優しく若々しい「フレッシュ」と、知性的で洗練された「スレンダー」

華やかで品格のある「フォーマル」と、妖艶でツヤのある「オリエンタルセクシー」

 

それぞれ対照的なイメージのメイクアップを4種類、

2回に分けて、モデルの半顔ずつを使って表現します。

 

半顔ずつ施すことで、ソフトな印象と、シャープな印象、それぞれの差がはっきりとわかります。

 

半顔を隠しながら、フレッシュメイクの特徴を説明する山口先生

 

反対のお顔には、スレンダーメイクを

 

1日目と同じく、デモンストレーション後は実践へ。

 

アドバイスを受けながら、半顔ずつのメイクを行います。

 

 

各々完成した全4種類のメイクの違いを、先生と確認します。

 

親身なアドバイス。メモをとる皆さんの表情も真剣に。

 

最後はアセッサーの認定証をお渡しして、無事終了です。

皆様、本当にお疲れ様でした!

 

これからも学生の皆さんに、メイクアップの

楽しさがもっともっと伝わっていきますように👏

 

  

 

 

【C&G】名古屋エグザミナー研修を開催しました

 

2021年3月15日~16日の2日間、愛知県の

愛知芸術高等専修学校さまにて「City&Guildsエグザミナー研修」を開催いたしました。

 

今回ご参加いただき、新たにエグザミナーとなっていただいたのは、

株式会社ザ・キッド 海老瀬 一徳 さま

株式会社Florent 後藤 武 さま

イーエムエーホールディングス株式会社 佐伯 優 さま

以上の3名です。

 

また、アドバイザーとして、現エグザミナーである

アフェクション 山口 真吾 さま

アッシュ 松山 尚弘 さま

にも、いらしていただきました。

 

 

 

山田 実 クリエイティブプロデューサーからも、ご挨拶。

 

 

実際の試験の様子を再現しながら、採点方法やフィードバックの仕方を学びます。

 

ホイルワークの仕上がりをチェック。

 

試験官として採点やチェックする際には、受験生を過度に緊張させないよう、

声かけ、立ち位置の工夫など様々な気配りが必要です。

試験会場の雰囲気づくりも、エグザミナーの大事な役割です。

 

 

受験者役に協力いただいたアシスタントの方に、

最後は実際にフィードバックをして、1日目が終了しました。

 

「○○ができていない。」というような荒さがしをするのではなく、

「○○すると、もっとよくなるよ!」といった

“GOOD & BETTER”形式でのフィードバックを実践します。

  

 

2日目の受験者役の方は、なんと過去のC&G試験合格者!

現在はスポンサー企業である、アッシュ様にて勤務されています。

久しぶりの試験内容ですが、落ち着いて施術をしてくださいました。

卒業生の成長ぶりが見られて、私たちも嬉しかったです!

 

「懐かしい~!」と言いながら記入してくだったカウンセリングシート。

 

左から松山様、後藤様、佐伯様、海老瀬様、セイファート福井(運営)

 

2日間の研修、大変お疲れ様でした!

今後は愛知芸術高等専修学校さまでの授業にも、講師としてご参加いただきます。

よろしくお願いいたします!

 

 

 

【第19回 コラム】 「信用」と「信頼」を使い分ける

 

2回にわたり『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著/ダイアモンド社)の中からブログを書いたが

今回は同著の『幸せになる勇気』から書かせていただく。

 

ところで皆さんは、同級生や先輩後輩のことを

 

「信用」しているか。

 

あるいは、

 

「信頼」しているか。

 

似ている言葉だが、実は2つの意味は大きく異なる。

 

信用は“信じることを用いる”ので、縛りや条件が発生する。

例えば、

 

「君が来週末までに課題を終えることを信用しているよ!

(期日内に終えたら食事にでも誘ってあげよう。でも終わらなかったら、厳しく指導する必要があるな。。。)」

 

「今度、私と彼とあなたで食事会を開いてね!信用しているよ!

(開いてくれたら私も良い人紹介しよう。でも開いてくれなかったら、仲良くするのはやめよう。。。)」

 

といったように「信用」はその過程や結果次第で、その後の自分の行動や評価が変わってくる。

銀行が信用してお金を貸したり、会社が信用して社員を雇用することも同じだ。

 

一方で信頼とは“信じ頼る”。つまり縛りや条件をつけず、相手を信じきることである。

「たとえ信じるに足るだけの根拠がなかろうと、信じる。担保のことなど考えず、無条件に信じる」

と同著では書かれている。

 

この「信用」と「信頼」の言葉を理解しているだけで、友人関係や仕事関係が大きく変化することを、

実際に私も学び体験している。

 

基本的に仕事は「信用」して相手と接した方がよい。

 

なぜならば、同著でも記載のとおり、仕事関係は必ず利害を含んだ条件つきの関係であるからだ。

 

私も社内に親しい社員はいるが、必ず「信頼」はせず「信用」をしている。信用せずに信頼してしまうと、

相手を適切に評価したり適切に助言・支援・指導ができなくなってしまう。

そして、仕事自体もうまく回らなくなってしまうからだ。

 

一方で同著にもあるように、友人関係は「信頼」を重んじた方がよい。

 

先の例にもあげたが、友人関係を「信用」でつなごうとすると、どうしても損得や優劣などで

関係継続を判断することになってしまうからだ。そうなってしまったら、信用を損ねるたびに友人を

切ってしまうことになり、やがて孤立しかねない。

 

かと言って、信頼できる友人がたくさん必要かと聞かれたら、私はそうは思わない。

なぜなら、私自身、信頼できる友人はそう多くないからだ。笑

多くなくても、楽しくやっていけている。

 

話が逸れてしまったが、今回私がこのブログで何を言いたいかというと、

 

無理に仕事仲間と仲良くしようと媚を売る必要はないし、

無理にたくさんの友人と深く仲良くなろうとする必要もない。

 

ということである。

 

取引先の美容師さんから「あの人と馬が合わない、どう思います?」と聞かれたり、

学生からは「あのサロンに就職したいから、〇〇さんとSNSで深くつながりたいのですがどうしたらよいでしょう?」

と聞かれたりする。

 

確かに歩みよる努力は大切だが、そこに肩ひじを張る必要はないと思う。

特に仕事の関係は必ず利害や損得が関わるので、深い関係になると時としてリスクが伴うことがあるので注意が必要だ。

仕事の結果や評価は、決して好き嫌いや仲の良し悪しを含んではならない。

 

この記事を読んで「信用」と「信頼」を理解し、少しでも人間関係を楽観的、適切に捉えて

仲間や友人と接するようになってくれると嬉しい。

 

 

 

【C&G】初開催!静岡C&Gエグザミナー研修

 

2021年3月2日~3日の2日間、静岡県の

池田美容学校さまにて「City&Guildsエグザミナー研修」を開催いたしました。

 

今回ご参加いただき、静岡で初めてのエグザミナーとなっていただいたのは、

株式会社ザ・キッド  松本 光春 様

有限会社メリーランド 新海 詠士 様 です。

 

また、池田美容学校 副校長の池田直史 先生にも、

C&G試験への理解を深めて頂くために、両日ご参加いただきました!

 

池田理事長からのご挨拶

 

まずは座学からスタート!City&Guildsの概要についてお話しします。

 

 

次は、実際の実技試験を再現しながら、採点の仕方、評価の仕方をレクチャーします。

 

池田美容学校の学生様にモデル役、また

池田美容学校卒業生のアシスタントの方に施術者(受験生)役のご協力を頂きました。

 

Module2の試験では、ウィービングが必須課題。

放置時間中、ホイルをチェックしている様子です。

 

  

カウンセリングシートも、本番さながらに記入して頂きました!

C&G実技試験では、カウンセリングシートの記入も重要な評価ポイントです。

 

 

分からないところや不安な点があれば、随時聞いて頂きながら、研修が進みます。

 

このように試験の模擬採点と座学を交互に行いながら、2日間にわたり研修を終えました。

 

長時間、大変お疲れ様でした👏

 

無事に、静岡で初めての2名のエグザミナーが誕生しました。

 

山田CPから、C&Gエグザミナー認定証を授与

 

 

池田美容学校さまの学生と、静岡のサロンさまの『産学連携』が

さらに広がり、深まっていくよう、我々も精一杯サポートさせていただきます。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

【第18回 コラム】 変えられないことに頭と時間を費やさない

 

前回に続いて今回も、『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著/ダイアモンド社)の

なかからお話していきたい。

 

皆さんだったらこのようなことを考えたことは1度や2度あるはずだ。

 

「最近あの子から避けられている気がする。何かやらかしたかな。」

「あのときに話したこと、まずかったかな。どう思ったかな。」

 

友達であれ、恋人であれ、他者からの評価が気になることはしばしばある。

 

あるいは、美容師さんであれば

 

「先輩の期待に応えられているかな。先輩に嫌われていないかな。」

「今日の技術テスト、ちゃんと上手くできていたかな。」

「あのお客様、私のことをチラチラ見ていたけど、何か気に障ることをしたかな。」

 

好かれているか、信頼されているか、期待されているか、

上手くできているか、喜んでもらえているか、満足してもらえているか。

 

他者からの「評価」というものは、とても気になるものである。

 

そして、ときにそれが私たちにとって一番の悩みの種だったり、反対に最も

幸福の種だったりする。

 

しかし、できるなら今すぐ、他者からの評価を気にするのはやめよう。

 

『嫌われる勇気』のなかではこのようなことが書かれている。

 

「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。

一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、

あなたにはどうにもできない話です。

(『嫌われる勇気』 P147)

 

つまり、自分が放った言葉やおこなった行動は変えることができないし、

それに対して相手がどのように感じ、思い、評価するかを変えることもできない。

 

だから、変えられない他者からの評価に頭を悩ませ時間を費やすのでなく、

自分がより善い行いをしようと励むほうがよほど良いのである。

 

この考えは、私自身とても大切にしている。

 

例えば、

・試験に合格するか、しないか

・恋人になれるか、なれないか

・出世できるか、できないか

 

これらはすべて他者の評価が必要であり、自分ではどうにもならない。

だから、悩むのでなく、とにかく最善を尽くすしかない。

自分が先週よりも、昨日よりも、より善い自分になるしかない。

 

とにかく、人の目や評価を気にすることで、時間も心もすり減らすのはもったいない。

 

また、『嫌われる勇気』の中ではこのようなことも書かれている。

 

他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。

(P150)

 

つまり、あなたの友人が頭を抱えていたとしても、それはその人の問題であって、

あなた自身も頭を抱えたり、変に首を突っ込んだりする必要もない。

 

そして、自分が放つ言葉やおこなう行動に対して、他者に文句を言われたり首を

突っ込まれたりしてはならないということである。

  

例えば、

他者「あの人と付き合えるかな。悩んでいるの」

あなた「成就するよう願っているよ」

(変に介入しない)

 

あなた「試験に合格するために勉強を頑張るよ」

他者「あの試験は難しい。受からないから、諦めて遊ぼうよ」

あなた「ありがとう、でも頑張るよ」

(自分の課題に介入させない)

 

こういった具合に自分と他者を切り離して考えると、

肩の力が少しは楽にならないだろうか。少しは前向きになれるのではないだろうか。

 

参考になってくれていたら嬉しい。

 

前回、今回にわたって『嫌われる勇気』を紹介した。

 

ぜひ皆さんも、嫌われる勇気をもって、日常生活の様々な悩みや問題から少しは

解放されることを願っている。

 

 

 

【第17回 コラム】 劣等感という思い込みはやめよう

私自身、昔読んでいた本を読み返すときがある。

良書に出会う機会は意外と少なく、さらに読んでも1回では腑に落ちなかったり、

すぐ忘れてしまうので、何度も何度も読み返し、自分の血肉にしていくのが私の読書法だ。

 

今回は、『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著/ダイアモンド社)を

参考にしながら、お話をしていきたいと思う。

 

今の時期、

美容学校2年生の皆さんは、国家試験の合否や就職で頭がいっぱいかと思う。

 

「あの子は、なんでも手先が器用でいいな。私なんて不器用で時間もかかる。」

「あの子は有名サロンに内定をもらっていいな。私なんて面接で落ちてばっかり。」

 

あるいは、2020年の新入社員だったらこのようなことを考える時期かもしれません。

 

「あの子はもう堂々と入客している。私は人見知りだし、すぐ緊張して上手く話せない。」

「私は美容師に向いていないのかも。あの子みたいにカットできない。」

「もう次年度の新卒生が入社してくる。技術も接客も上手な子だったらどうしよう。」

 

学生も、新入社員も、この時期にこのような気持ちになるのも無理はない。

誰もが、誰かをうらやんだり、劣等感を感じたりするものである。

 

しかし、「誰かと比べることほど無意味なものはないし、そんな時間がもったいない」と私は思う。

 

『嫌われる勇気』の中では劣等感について、このように言っている。

  

『われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」でなく、「主観的な解釈」』 なのである。

(『嫌われる勇気』 P76)

 

つまり「誰もが納得できる客観的事実」が劣等感の原因なのではなく、

「自分自身の勝手な思い込み」が劣等感の原因なのだ。

 

この考えは誰しもが参考にすべきだ。

 

例えば、あなたが「私は会話を盛り上げるのが上手くない」という考えを持っているとする。

しかし、それは

 

・何も基準がなく

・何も定義がなく(盛り上げる、上手い、の定義)

・私が判断したに過ぎない

 

ということである。

 

自分の勝手な基準と思い込みで、自分自身で価値を下げようとしてはならない。

 

さらにいう、

「会話を盛り上げるのが上手くない」ということは、必ずしも悪いことではない。

反対に「会話をせずにリラックスできる」とポジティブな印象に捉えられることも

考えられる。あるいは「不器用で可愛い」と好意的に思ってもらえるかもしれない。

 

実際、私は美容室ではあまり関係ないことをベラベラ話されるよりは、

必要最低限の髪に関する提案やアドバイス、有益な商品のご案内さえしてくれれば、

あとは自分がリラックスできる時間を与えてほしいと思っている。 

天気の話や、美容師さん自身の趣味など、正直私にはどうでもよい。

 

ポジティブな側面とネガティブな側面は表裏一体なのである。

 

背が高い人は、頼もしさはあるが、威圧感もある。

背が低い人は、頼もしさはないが、威圧感もない。

結局は皆、良い側面も悪い側面もあるということだ。

 

もしかすると、皆さんの先輩や上司の中に「もっとポジティブになりなさい」と

いう人がいるかもしれないが、無理にポジティブになる必要はないと私は考えている。

 

ネガティブな人は、危機意識や注意力が高い人ともいえるし、

無理に突っ走るポジティブな人を冷静に抑えてくれることだってあるかもしれない。

 

大切なのは自分自身を認めてあげることである。

そして、誰かと比べず、自分自身の変化や成長に目を向けるべきである。

 

そろそろ、新たな門出を迎える季節である。

どうか皆さんが胸を張って出発できることを願っている。

 

 

 

【第16回 コラム】 サロンを移ろうと思う前に知っておくべきこと

 

「せっかく新卒採用し、手塩に掛けて育てたスタッフが辞めていく。

本人の将来なので、こちら側が責めることはできないが、

なんとかならないかと悩んでいる」

 

このような転職に伴う本人と会社間の問題は、はるか前からあった。というよりか

業界に関わらず、こういった問題は常につきまとう。

 

しかしながら、経営者としては、できるだけ会社に在籍し続けてほしいところである。

では、どのようにしてスタッフを留める可能性を高めることができるのだろう。

 

私のアイディアは、

 

「美容室の構造を説明したうえで、本人のキャリアプランをたずねる」ことである。

 

特に、「あのサロンの方が待遇良さそう」「給与が高そう」と思って転職を考えたり、

引き抜かれようと思っているスタッフがいた場合には、まずはきちんと説明した方が

よいであろう。

 

1、固定給25万円+歩合5% (例)月給30万円/月売上1,000,000円 (正社員)

2、完全歩合 50% (例)月収50万円/月売上1,000,000円 (業務委託)

3、完全歩合 80% (例)月収80万円/月売上1,000,000円 (個人事業主)

 

上記のような3つのサロンで比較すると、同じ売上であれば「1」よりも

「2」、「2」よりも「3」の方が高収入で良さそうに見える。

だから、隣の芝生の方が青く見える。

 

だが1、2、3、の事実は、

 

1、客単価5,000円+店販1,500円=6,500円。1日7名接客。月8日休み。

 毎日20時30分帰宅。

 アシスタントもおり休憩もとれる。固定客もついており、

 集客も顧客管理も会社がすべておこなってくれる。

 社会保険も加入しており、有給休暇もとれる。面倒な確定申告も必要ない。

 

2、客単価5,000円。1日7名接客。月3日休み。毎日23時帰宅。

 アシスタントはいなく、施術はすべて1人でおこなう。新規集客の一部は会社が

 負担してくれるが自分でも呼び込み活動をしなければならない。

 月の顧客200名のうち、100名は会社の広告による新規客だが、

 100名は自分でお客様を獲得、リピートしなければならない。

 社会保険は加入していないので、自身で保険に入る。有給もない。

 確定申告もしなければならず、月収から税金が引かれてしまう。

 

3、客単価5,000円。1日7名接客。月3日休み。毎日23時帰宅。

 集客は誰もしてくれないため、自分で毎月200名の顧客を管理し、

 新規客も自分で獲得しなければならない。

 チラシだけでなく、薬剤も自分で準備する。

 月3日の休みも、呼び込み活動や仕事の準備をしなければならない。

 社会保険は加入していないので、自身で保険に入る。有給もない。

 確定申告もしなければならず、月収から税金が引かれてしまう。

 

このような話をしたうえで「あなたはどうしますか?」とスタッフに聞いてみるとよい。

 

あるいは「あなたはこの客単価をお客様からいただけますか?」

「あなたは顧客を毎月呼んでこられますか、リピートできますか?」

「あなたは自分で保険に加入して、確定申告できますか?」

「あなたは休みが少なくても平気ですか?」

「あなたは…」と。

 

私は1、2、3、の働き方のどれが良い悪いということではなく、どれを選んでも

よいと思っている。それが自分の選んだ人生なのだから。

 

だが、

 

・実態を知らずに

・キャリアビジョンを描かないままに

・乏しい情報や、勧誘だけを頼りに

・別のサロンに移る

 

のは大いに反対である。

 

このような業界や美容室、美容師の実態を伝えてあげることも、スタッフを救うための

経営者や会社側の役目なのかもしれない。

 

もし、会社側で説明しても響かなかったりするのであれば、第三者の私が喜んで

説明しに行く。

 

ひとりでも多くの美容師に幸せなキャリアを築いてほしいと思っている。

 

美容師は転職を考えるときに

 

・現在の顧客数/客単価

・将来の顧客数/客単価(目標)

・転職先の支援(集客支援/材料支援/顧客管理/在庫管理 etc)

・休日や就業時間(産休育休など含む)

・社会保険

・コスト(仕事以外の面倒なこと/例:自分で確定申告しなければならない etc)

・リスク(予測し得る不利益/例:人間関係によるストレス、会社方針とのギャップ etc)

 

キャリアプランやワーク・ライフバランスを考慮したうえで、最低でも上記は

検討した方がよい。

 

「ただなんとなく」や「今が良ければ」で転職するのはあまりに危険であることを

知ってほしい。

 

育成型サロンの早期離職問題は、業界にとって重要な問題ともいえる。

 

「多くの投資をして、手塩に掛けて育てたスタッフがスタイリストデビューした

途端に辞めていくのなら、もう新卒生を採用するのを辞めてしまおうかな」という

言葉をこぼす経営者・幹部の方ともお会いする。

 

とても胸が苦しくなる。

 

新卒採用をしないサロンが増えていったら、多くのサロンが教育を放棄してしまったら、

学生たちはどうなってしまうのだろう、美容業界はどうなってしまうのだろう。

日本の美容師のスキルをどうなってしまうのだろう。

学生や若手美容師には、正しい情報と知識を身につけてほしいと願う。

 

 

【第15回 コラム】 自粛と美容室

 

美容系品目における2020年消費者物価指数が総務省より発表された。基準年の

2015年と比べて総合指数は101.8と好転。また、カット代は前年比2.1ポイント、

パーマネント代は前年比2.0ポイント、カラーリング代は前年比1.9ポイントと、

いずれも前年よりも上回っている。

 

 

<2021年1月22日発表>


品目:指数:前年比
総合:101.8:0.0
理髪料:102.2:1.5
パーマネント代:103.6:2.0
カット代:104.0:2.1
カラーリング代:102.9:1.9
エステティック料金:103.8:1.3
*2015年=100

(参照:理美容ニュース2021年1月22日 「好調な美容系品目 2020年消費者物価指数」)

 

新型コロナウィルスによって自粛をせざるを得ない状況になり、日本経済に大きく

影響をおよぼしたのだが、美容分野においては上記の数値をみるかぎり「自粛の

有無に関わらず、人々の生活にとって必要なもの」であるといえるのかもしれない。

 

しかし、本当にそういえるのか。シチュエーションは異なるが「東日本大震災の

震災後における生活者意識の変化」に関するデータを見て欲しい。

 

 

参照:AS STDIES vol.39 2012「特集 変わる消費者研究 –新しい視座を求めて-」

 

東日本大震災発生後、「旅行・宿泊」「ファッション・アクセサリー」「レジャー

施設の利用」「外食・外での飲食」の分野においては自粛対象とみなされ20%以上の

影響をおよぼした。一方で「化粧品・理美容品」は10%前後でとどまっている。

 

今回のコロナ禍においても旅行業界やファッション、レジャー観光、飲食業界は

大打撃となり、赤字、廃業、倒産などが相次いでいる。しかし、美容業界はそれら

他の業界に比べてはまだマシなのかもしれない。

 

なぜ、私たちは自粛の有無に関わらず、髪を切ったり髪を染めたりするのであろう。

面白いブログ記事をみつけた。

 

「人はなぜ、髪を切らなくてはならないのか」

http://blog.livedoor.jp/sofia_skynet/archives/43932312.html

 

記事の中では、髪を切るのは心身の清潔を保つためということが主な理由として

語られている。私もそれには同意だ。ただ、ひとくくりに「清潔感を保つため」

といってしまうのは少々雑すぎる。人が髪をきれいにするには人それぞれの理由があり、

「清潔感を保つため」+「●●」が必ず存在する。

結局はこの「●●」が美容室を選ぶ理由である。

 

・ヒト (あの人に切ってほしい)

・モノ (あの空間、あの商品、あのサービス)

・カネ (高い、安い)

・ジカン(近い、早い、)

 

基準は人それぞれ。だが、どれかに当てはまらなければ選ばれない。

 

私は先ほど“他の業界に比べてはまだマシなのかもしれない”ということを述べたが、

それは“他の業界に比べて”というだけで、業界内では日々生き残るための闘いだと思う。

 

まずは美容師さん一人ひとりが「その美容室にいかなければならない理由」を

考え続けることが重要だろう。

 

私もお付き合いしているサロン様には、お力添えできるよう様々な視点から

アイディアを出していきたいと思う。

 

 

 

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