blog

来日研修 Derwentside College vol.5 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

 ケータリングコースの学生は、本日東京ベルエポック様での研修でした。偶然ですが本日もテーブルに座って頂く一服のお茶から講習がスタートしました。前回が本格的な茶道の作法に則ったお茶であるならば今回は幾分簡略化した茶道ですが、お茶の頂き方もまたそれぞれ状況に応じて楽しめばよいということが伝わったのではないでしょうか。そしていよいよ、和食の講習会です。

 メニューは盛りだくさんで、寿司、だし巻き卵、つみれ汁のセット。もう一つは天ぷら、みそ汁、トウモロコシと枝豆のごはん、焼き物2種です。講師の手元を見つめながら、鯵の三枚おろしを学びます。英国でもケータリングを学ぶ過程でもちろん魚を扱っているでしょうし、料理も作っています。でも和食の基本である、出汁を引く、米を洗い、炊く。炊きあがってすぐに酢飯を作る、天ぷらを揚げる、魚の切り身への塩ふりと串打ち、四角い玉子焼き器でだし巻き卵を作る、などなどおそらくケータリングの授業ではあまり学ぶ機会のないものを次々と経験していきます。動画を撮り続け、講師の手をじっと見つめます。英国でも和食は大人気ですが、スーパーで売っている寿司は酢飯ではなかったり、カフェででるミソスープはだし汁ではないなど、英国人の好みに合わせてアレンジがしてあるので、きちんとした和食のつくり方、季節を感じさせる盛り付けや食事を出す作法など、学ぶことがとても多い講義であったと思います。

©© CITYANDGUILDS ALL RIGHTS RESERVED.