blog

来日研修 Derwentside College vol.6 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

 今日はケータリングコース、ビューティーコース一緒に鎌倉に向かいました。暑い。とにかく暑い夏です。到着後にちょっとしたトラブルがあり、改札を出た時間が予定よりもかなり遅くなってしまいました。通常のルートは江ノ電に乗り、長谷寺、高徳院(大仏)と周り小町通りでお昼を食べて、最後に鶴岡八幡宮を参拝し東京に戻ります。ところが今回は、急きょルートを変更し、先に鶴岡八幡宮へ向かいました。学生の一人が桜のことを聞いてくれたので、段葛を歩きながら、まさにここが桜の季節は大変な賑わいであること、ぜひ一度は満開の桜をみてほしいことを伝えます。鶴岡八幡宮に到着してお参りをし、今度は鎌倉駅集合でランチタイムとしました。写真撮影をしようと思ったら複数の研修生がいない!と思ったら、神社ではお守りを買うと良いと友人に勧められたからと「交通安全」や「学業成就」などあれこれ購入していました。

 午後、長谷寺に向かうと、紫陽花はまだ少し見られ、高台から海を見下ろす景色や境内の緑を楽しみました。ところがあまりの暑さに「もう高徳院までは行きたくない」「帰りたい」という研修生が出てきました。暑さというか湿気に慣れていないせいで、体力を奪われたのでしょう。ですので、帰るグループとそのまま観光を続けるグループと別れました。長谷寺から高徳院へは歩いて10分ほど。午後遅い時間だったこともあり、人も少なく、境内は思いの他、心地よい空間が広がっていました。暑くてとにかく人の多いところばかりにいたこともあり、屋根の下のベンチは風通しがよく、すっかり長居をしてしまいました。日本に来て初めてとても静かな時間を過ごせたという研修生も。ご褒美のような穏やかな時間でした。

来日研修 Derwentside College vol.5 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

 ケータリングコースの学生は、本日東京ベルエポック様での研修でした。偶然ですが本日もテーブルに座って頂く一服のお茶から講習がスタートしました。前回が本格的な茶道の作法に則ったお茶であるならば今回は幾分簡略化した茶道ですが、お茶の頂き方もまたそれぞれ状況に応じて楽しめばよいということが伝わったのではないでしょうか。そしていよいよ、和食の講習会です。

 メニューは盛りだくさんで、寿司、だし巻き卵、つみれ汁のセット。もう一つは天ぷら、みそ汁、トウモロコシと枝豆のごはん、焼き物2種です。講師の手元を見つめながら、鯵の三枚おろしを学びます。英国でもケータリングを学ぶ過程でもちろん魚を扱っているでしょうし、料理も作っています。でも和食の基本である、出汁を引く、米を洗い、炊く。炊きあがってすぐに酢飯を作る、天ぷらを揚げる、魚の切り身への塩ふりと串打ち、四角い玉子焼き器でだし巻き卵を作る、などなどおそらくケータリングの授業ではあまり学ぶ機会のないものを次々と経験していきます。動画を撮り続け、講師の手をじっと見つめます。英国でも和食は大人気ですが、スーパーで売っている寿司は酢飯ではなかったり、カフェででるミソスープはだし汁ではないなど、英国人の好みに合わせてアレンジがしてあるので、きちんとした和食のつくり方、季節を感じさせる盛り付けや食事を出す作法など、学ぶことがとても多い講義であったと思います。

来日研修 Derwentside College vol.4 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

本日、美容コースの学生は、大宮ビューティー&ブライダル専門学校様を訪問しました。こちらの学校は、ブライダルコースがあり、ネイルやエステ、ヘア、メイクなどを学び、結婚式の1日を最高の一日とするために学生が学んでいます。カレッジの生徒も“美容コース”とまとめていますが、エステやネイル、ヘアなど様々なコースを取っています。まずはなるべくコースごとにパートナーを探し、お互い自己紹介をします。いつも感心するのですが、美容学校の学生はコミュニケーションをとることが本当に上手です。英語を流暢に話すわけではないのですが、すぐに研修生たちの緊張を解き、笑顔で交流する様子があちこちで見られました。

 お互い学んでいることをパートナー相手に施術していきます。英国の学生の中には、すでに仕事をし、キャリアアップのために再び学校で学びなおしをしていたり、英国のヘアスタイルコンテストで入賞している学生もいます。そんな英国の学生の技術に、「わ!すごい!」という声が聞こえ、目を向けると、エレガントなヘアスタイルが完成していました。日本の学生の1人が、「私もヘアスタイリングをしてみたい」と勇気を出して伝えると、英国側の先生が座って、「ブロンドだから髪質が全然違うはず。好きに触っていいわよ」と。貴重な経験となりました。

 午後からはウェディングドレスを試着しました。ドレスは、もちろんイギリスはじめ西洋の文化ですが、そうはいってもなかなか着るチャンスはありません。みんなとても真剣にドレスを選び、ひと時、優雅な気分を味わいました。

©© CITYANDGUILDS ALL RIGHTS RESERVED.