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来日研修 Southend City College vol.3

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

本日午前中は「Panasonic Beauty 表参道」(https://panasonic.jp/beauty/omotesando.html)での研修でした。

パナソニックが世界に誇る様々な美容機器の説明を受けます。高品質の製品を実際に手に取り、試せる機会はなかなかありません。特別なカメラを使って髪の状態をスコアで表してくれる装置はいつでも研修生に大人気です。最近の英国ではストレートヘアがトレンドだそうで、パナソニックのヘアアイロンをお互いの髪を使って使い心地を確認します。またナノテクノロジー搭載のドライヤーは、手櫛で整えながら風を当てた場所とそうでないところでは明らかに髪のうるおい、ツヤに違いがあり驚いていました。ドライヤーやヘアアイロンだけでなく、脱毛器も展示してあり、腕で試してみることができます。思ったよいも痛みがない!とこちらも体験する研修生の輪ができていました。

午後の研修は、日本のメイクアップスクールでは最高峰の1つ、SABFA(https://sabfa.shiseido.co.jp/)です。資生堂が運営する、第一線で活躍するプロフェッショナルが講師となる学校です。アジアを代表するブランド、資生堂、そしてSABFAについて講義を受け、デモンストレーションの前には、ハリウッドへの憧れから始まり日本独自のトレンドの形成、現在のK-POPアイドルの影響など、スライドを見ながら日本のヘアやメイクを百年前まで振り返りました。ところで、この講義を最も楽しんでいるのは実は引率の先生なのでは・・・と思っています。時代ごとの流行りのメイクは、自身の歴史と重なるところも多く、深く頷いたり、笑顔になったり。

メイクとヘアのデモンストレーションは、Kawaiiがベースの今季のトレンドメイク。そしてヘアアイロンの使い方をちょっと工夫することでできる、エレガントなヘアアレンジの提案です。ヨーロッパでは日焼けした小麦色の肌が素敵だと思われていて、メイクもあえて日焼けしているようなベースにすることがあるのですが、自国とは全く違うトレンドメイクのデモンストレーションを興味深く見学していました。

講習の最後は資生堂製品を実際に手に取る時間。講師の先生方と雑談ができる貴重な時間でもあります。実年齢よりも大人びて見せる工夫をする英国と、実年齢よりも若く見えるように工夫をする傾向のある日本人。モデルさんと研修生がお互いの実年齢や内緒の話で大いに盛り上がっていました。研修生にとって、座学で学ぶことは大変貴重な経験ですが、こういった何気ない会話はオリエンタル系の顧客を持った時にふとよみがえってくることなのかもしれません。

SABFA

〒150-0001

東京都渋谷区神宮前1-14-30

Tel: 03-5413-7748

Website: https://sabfa.shiseido.co.jp/

Panasonic Beauty 表参道

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-3バルビゾン7

Website: https://panasonic.jp/beauty/omotesando.html

脱毛機器を試して盛り上がる研修生たち

ナノイーテクノロジー搭載のドライヤー。髪質の変化にびっくりしていました。

日本式でお願い!と言うとピースをしてくれます!

夢中で手にとり、製品を試していました。

ふんわりとエレガントなヘアアレンジのデモンストレーション

来日研修 Southend City College vol.2

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

週末を挟んでの研修は、浅草寺の着付け体験とスカイツリー訪問。

お天気に恵まれた午前中、着付けをすませ、浅草寺へ向かいます。大人数でお願いしてもあっという間に全員に着付けができるスタッフの手際の良さにいつも驚かされます。混雑する仲見世通りを歩き、浅草寺まで一緒に行きお参りをしました。着物を着てグループで歩くとそれだけで大変目立ちます。自由時間にすると研修生たちは諸々興味のある場所へ行き写真を撮っていました。ランチの後、スカイツリーへ。大きなイベントがあったようで、スカイツリーはとても混雑していました。研修生と引率の先生だけで上まで上がってもらいます。みんなの写真を撮ってきてね、とお願いしたのですが、あまりの混雑で写真が1枚も撮影できなかったとのこと。そんな日もあるのですね。

本日、別の宿泊施設への移動という大仕事が最後に控えていたので、ラッシュアワーの前になんとか移動をと思っていたのですが、スカイツリーで思った以上に時間がかかり、移動時間はラッシュアワーと見事にぶつかってしまいました。スーツケースを持ったグループが一か所に固まっては大迷惑ですし、絶対に乗れません。通常の移動はなるべく同じ車両に乗るようにし、乗り過ごしがないようにするのですが、今回だけは全員1ドアにつき、1人から2人、と指示を出し、他の乗客の迷惑にならないようにします。不安そうな顔をする研修生に降車駅の名前を教え、がんばって!と伝え乗り過ごしませんように・・・と思い、降車駅で全員降りたことを確認したときはほっとしました。研修もそろそろ終わりに近づいています。

写真を見るとわかるのですが、英国では今、ストレートヘアが流行っているのだそうです。

草履で歩くのは大変!と集合時間より早く戻ってきました。

来日研修 Southend City College vol.1

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

本日は午後の研修はBe-STAFF東京(https://be-staff.co.jp)。日本のトップメイクアップアーティストであり、スクールのゼネラル・プロデューサーである山口氏のデモンストレーションを見学します。

理想は、眉、目、チーク、リップにメイクがすべてバランスよく施されて、モデルが本来持っている美しさ、なりたいイメージに近いメイクとなっていることです。上記4パーツのメイク強弱(濃さ、薄さ)を25%ずつに配分し100%と考えるとしたとき、必ずしもメイクの強弱(濃さ、薄さ)は常に一定ではなく、モデルを見ながら比率を変更し、合計で100%となるように考えるとバランスがとりやすいとのこと。ホワイトボードにイラストを描きながらの説明はシンプルですが、わかりやすく、モデルの顔がメイクによってどんどん変わっていきます。「顔をデザインする」と考えるのだそうです。メイク専攻の研修生たちは動画を取りながら熱心に聞いていました。研修の最後は、ワンポイントメイクの時間です。ワンポイントですが、顔の印象ががらりと変わる楽しく、そしてメイクをしてもらうことで様々な技術に直接触れることのできる貴重な時間です。

自前の道具を使ってメイクをしていただきます。

整然と並べられたメイク道具

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