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来日研修 Derwentside College vol.4 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

本日、美容コースの学生は、大宮ビューティー&ブライダル専門学校様を訪問しました。こちらの学校は、ブライダルコースがあり、ネイルやエステ、ヘア、メイクなどを学び、結婚式の1日を最高の一日とするために学生が学んでいます。カレッジの生徒も“美容コース”とまとめていますが、エステやネイル、ヘアなど様々なコースを取っています。まずはなるべくコースごとにパートナーを探し、お互い自己紹介をします。いつも感心するのですが、美容学校の学生はコミュニケーションをとることが本当に上手です。英語を流暢に話すわけではないのですが、すぐに研修生たちの緊張を解き、笑顔で交流する様子があちこちで見られました。

 お互い学んでいることをパートナー相手に施術していきます。英国の学生の中には、すでに仕事をし、キャリアアップのために再び学校で学びなおしをしていたり、英国のヘアスタイルコンテストで入賞している学生もいます。そんな英国の学生の技術に、「わ!すごい!」という声が聞こえ、目を向けると、エレガントなヘアスタイルが完成していました。日本の学生の1人が、「私もヘアスタイリングをしてみたい」と勇気を出して伝えると、英国側の先生が座って、「ブロンドだから髪質が全然違うはず。好きに触っていいわよ」と。貴重な経験となりました。

 午後からはウェディングドレスを試着しました。ドレスは、もちろんイギリスはじめ西洋の文化ですが、そうはいってもなかなか着るチャンスはありません。みんなとても真剣にドレスを選び、ひと時、優雅な気分を味わいました。

来日研修 Derwentside College vol.3

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

 本日の美容チームは東京駅近くにある、TAYA丸の内店様にお邪魔し、ヘアアレンジの講習を受けました。開店前の整えられたサロンで、まず日本のヘアトレンドの変遷として、原宿が流行の最先端の場所であること、近年はアニメやいわゆる韓流アイドル、韓国のメイクやヘアスタイルにも影響を受けていることなどを講義して頂きました。その後は日本独特の文化である成人式について。式の数年前から振袖を選び始め、フォトスタジオを予約し、メイクやヘアの飾りを選び・・・と主に女の子がいる家庭では、この人生に一度しかないお祝いに、多くの時間とお金を費やすこともあります。でも、その着物やヘアスタイルもまた時代によるトレンドがあり美しく豪華な着物や帯に負けない華やかなヘアスタイルが紹介されました。学生たちは、相モデルで成人式のヘアスタイルに挑戦します。英国では週末のナイトアウトや結婚式、プロムなど文化的にもドレスを着てお祝いをする機会も多く、プロの美容師にお願いしヘアアレンジをしてもらう機会もそれだけ多くあります。今回は、日本風のヘアアレンジを楽しみました。

来日研修 Derwentside College vol.2 

 2025年6月24日~7月4日の期間で、英国のDerwentside College (https://www.derwentside.ac.uk/)の学生と教師27名が来日し、美容そしてケータリングに関する様々な施設で学びを深めました。

 本日の研修は別々のスケジュールです。まずはケータリングコース。せっかく日本に来ているのですから、朝、早起きをして豊洲市場のマグロのセリを見学しました。セリが行われるフロアは予約が必要ですが、上の階の窓越しであれば自由に見学できます。眠い目をこすり、ほぼ始発の電車に乗り、豊洲市場に向かいます。外国人観光客が多く訪れるので、豊洲市場の一日やセリのルールなど英語の説明も多く、馴染のないセリもわかりやすく説明をしてくれています。上の階にいてもセリの様子がスピーカーで流れ、その活気が伝わってきます。「SUSHI」は英国でも大人気の和食で、マグロとサーモンは特に好まれるネタです。緑のフロアに整然と並べられたマグロとセリの様子に大満足のケータリングチームでした。

 一度ホテルに戻り、休息を取り、今度は茶道の体験へ。目黒区の公園にある本格的な茶室を訪れました。正装でなく、カジュアルな恰好で構わないとのことでしたが、白い靴下だけは必ず用意するように事前に伝えられました。茶道では、お茶室に入る前に、白い足袋、靴下をはく、または履き替えることで、外の汚れ、俗世の汚れを中に持ち込まないという意味があるそうです。

 白い靴下に履き替え、茶室に入り先生から茶道についての説明を受けます。茶道の心から始まり、床の間、掛け軸、お道具、菓子、畳の歩き方から抹茶の頂き方などたくさんのことを教えて頂き、和菓子をお箸で懐紙に取り、お茶を頂きました。次は干菓子を頂きながら、お互いにお茶を点て合いました。正座ができない、あるいは座り続けられないことで、あちこちで立膝やあぐらでお茶を頂く様子が見えましたが、それは文化の違いで想定内。大切なのは、略式ではなく、最初から最後まで、もちろん茶道の一部ですが体験すること。世界中で大ブーム中の抹茶「MATCHA」ですが、本来の頂き方を学びました。また、季節を思って作られる彩り鮮やかな生菓子や淡い色合いの繊細で美しく、儚く口で溶ける干菓子は、ケータリングを学ぶ学生たちにとってとても勉強になったことでしょう。

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