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来日研修 Southend City College vol.4

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

本日は、研修生がとても楽しみにしていた横浜芸術高等専修学校と交流でした。雪まじりの冷たい雨の朝でしたが、新横浜まで新幹線で向かいます。到着するとダンスフロアへ案内され、迫力満点のダンスを間近で見学し、その勢いと完成度の高さに圧倒される研修生たち。そのまま、次は声優コースで日本語のセリフを映像に合わせて言う体験を。総合芸術学校ならではのおもてなしを受けました。

美容コースを選択している生徒と対面し、ペアを組みます。お昼ご飯を一緒に食べた後は体験授業が始まります。夜会巻きという、鹿鳴館の時代に生まれたヘアスタイルをパートナーと作っていきます。夜会巻きのアレンジはすでに経験がある研修生もいたのですが、すき毛というボリュームを出す髪の毛を間に入れて作る夜会巻きは日本独自のもので、初めての経験でした。サポートしてもらいながら完成させる頃にはすっかり打ち解け、次はそれぞれ20分という時間内で互いにメイクまたはヘアレンジをしていきます。「どんなヘアアレンジにする?」、「どんなメイクが好き?」携帯の翻訳機能を使い、コミュニケーションを取りながら自分とは違う髪の色、肌の色のパートナーへメイク、ヘアの実習をしていきました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。メイクやヘアアレンジをしたパートナーと一緒に写真を撮り、互いにメッセージを書いたのですが、なんとも別れがたく、先生にお願いして15分だけTikTokタイムを!学校のあちこちで音楽に合わせ一緒に踊り、動画を撮る様子が見られました。引率の先生は何度も「So Adorable!」(なんて愛おしい光景!)と呟いていました。英国の人は、無条件に愛おしく、心に響く美しい様子を見ると、「Adorable」という言葉を使うのですが、まさにAdorableな光景でした。技術を学ぶこともちろん大事なことですが、こうした交流は、同世代が個人でつながり、新たな気づきやお互いの理解へと広がる大切なことなのかもしれません。

実習夜会巻き

実習メイクとヘア

名古屋ビューティーアート専門学校様にて、City & Guilds初回オリエンテーションを実施しました!

5月8日(水)、名古屋ビューティーアート専門学校様にて、City & Guilds受験者向けの初回オリエンテーションを実施しました。

当日は、City & Guildsの授業で学ぶ内容についての説明を行いました。技術的なスキルだけでなく、サロン現場で必要とされるチームワークや時間管理といった「実践的な力」を身につけていくことの大切さをお伝えしました。

また、クラス全員がひとつのチームであるという意識を持ち、互いに支え合いながら成長していくことの重要性についてもお話しました。

続いて、City & Guildsの概要や試験の評価項目についても説明を行いました。受験者の皆さんは終始真剣な表情で耳を傾け、学びへの意欲が感じられるオリエンテーションとなりました。

最後に、株式会社TENの伊藤様と有賀様にもご登壇いただき、現役美容師としてのリアルな視点から、仕事に対する心構えややりがいについてお話していただきました。

プロの現場で活躍するお二人の言葉に、生徒たちも大きく刺激を受けた様子で、これから始まるCity & Guildsの授業へのモチベーションがさらに高まったのではないかと思います。

今後の授業や実践の中で、皆さんがどのように成長していくのか、とても楽しみです!

来日研修 Southend City College vol.3

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

本日午前中は「Panasonic Beauty 表参道」(https://panasonic.jp/beauty/omotesando.html)での研修でした。

パナソニックが世界に誇る様々な美容機器の説明を受けます。高品質の製品を実際に手に取り、試せる機会はなかなかありません。特別なカメラを使って髪の状態をスコアで表してくれる装置はいつでも研修生に大人気です。最近の英国ではストレートヘアがトレンドだそうで、パナソニックのヘアアイロンをお互いの髪を使って使い心地を確認します。またナノテクノロジー搭載のドライヤーは、手櫛で整えながら風を当てた場所とそうでないところでは明らかに髪のうるおい、ツヤに違いがあり驚いていました。ドライヤーやヘアアイロンだけでなく、脱毛器も展示してあり、腕で試してみることができます。思ったよいも痛みがない!とこちらも体験する研修生の輪ができていました。

午後の研修は、日本のメイクアップスクールでは最高峰の1つ、SABFA(https://sabfa.shiseido.co.jp/)です。資生堂が運営する、第一線で活躍するプロフェッショナルが講師となる学校です。アジアを代表するブランド、資生堂、そしてSABFAについて講義を受け、デモンストレーションの前には、ハリウッドへの憧れから始まり日本独自のトレンドの形成、現在のK-POPアイドルの影響など、スライドを見ながら日本のヘアやメイクを百年前まで振り返りました。ところで、この講義を最も楽しんでいるのは実は引率の先生なのでは・・・と思っています。時代ごとの流行りのメイクは、自身の歴史と重なるところも多く、深く頷いたり、笑顔になったり。

メイクとヘアのデモンストレーションは、Kawaiiがベースの今季のトレンドメイク。そしてヘアアイロンの使い方をちょっと工夫することでできる、エレガントなヘアアレンジの提案です。ヨーロッパでは日焼けした小麦色の肌が素敵だと思われていて、メイクもあえて日焼けしているようなベースにすることがあるのですが、自国とは全く違うトレンドメイクのデモンストレーションを興味深く見学していました。

講習の最後は資生堂製品を実際に手に取る時間。講師の先生方と雑談ができる貴重な時間でもあります。実年齢よりも大人びて見せる工夫をする英国と、実年齢よりも若く見えるように工夫をする傾向のある日本人。モデルさんと研修生がお互いの実年齢や内緒の話で大いに盛り上がっていました。研修生にとって、座学で学ぶことは大変貴重な経験ですが、こういった何気ない会話はオリエンタル系の顧客を持った時にふとよみがえってくることなのかもしれません。

SABFA

〒150-0001

東京都渋谷区神宮前1-14-30

Tel: 03-5413-7748

Website: https://sabfa.shiseido.co.jp/

Panasonic Beauty 表参道

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-3バルビゾン7

Website: https://panasonic.jp/beauty/omotesando.html

脱毛機器を試して盛り上がる研修生たち

ナノイーテクノロジー搭載のドライヤー。髪質の変化にびっくりしていました。

日本式でお願い!と言うとピースをしてくれます!

夢中で手にとり、製品を試していました。

ふんわりとエレガントなヘアアレンジのデモンストレーション

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