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【第12回 コラム】 “予測できない”から転じる

あけましておめでとうございます。Kです。

今年も引き続き、皆さんにとって少しでも有益な情報を届けられるよう、

少しでも元気を届けられるよう、継続してコラムを発信していきたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

昨年は世界中の人が、まったく予測できない事態に陥り、変化を余儀なくされた。

そして、日本では年明け早々、緊急事態宣言が再び発令されると政府より発表された。

 

今年がどうなっていくかはまったく予測できないし、おそらく2022年以降も

そういった時代は続いていくだろう。

 

この時代に対応していくためには、変化を受け入れるしかない。むしろ、予測できない

状況から転じて、どんどん新しいことをチャレンジしていくしかない。

スクラップ&ビルドの繰り返しである。

 

「禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)」

 

ということわざがある。災難に襲われてもそれを逆手にとって福をつくっていこう、という意味である。

 

各業界、各社、これまでになかったサービスや商品を生み出そうと必死になっている。

 

ネット通販の業界では、商品説明などをライブ配信しながら販売も同時おこなう

ライブコマースが広がっているそうだ。

 

 『アパレルブランドのレリアンはライブコマース形式で高級品の販売会を開いた。

顧客は全国の百貨店にあるレリアン店舗で都内のレリアン本社とつながった

パソコンを通じ1対1の接客を受ける。事前のヒアリングで顧客が興味を示した

商品に詳しい担当者が接客する。…(一部省略)。販売会では82万円の

クロコダイルのバッグも売れた。高級品は直接見て買うという常識が変わり始めた』

 (日経ビジネス2020.12.28・2021.01.04 合併号No.2072 P17 参照)

 

 不動産業界では“移動産”という新しい分野にチャレンジしているそうだ。

 

『三井不動産が首都圏で、飲食や衣料、美容といった多様な店舗を臨時に設ける

「移動商業店舗」を開いた。が外出自粛などによる消費低迷に対応すべく、

需要のある場所へテナントを移動させる。…(一部省略)「ららぽーと」など

への出店事業者に声をかけ、参加を促した。飲食では煮込み料理やクレープ、

衣料品ではスーツや靴。美容整体のサービスの他、お香の販売や包丁研ぎと

いう

ユニークな店も参画した。…「半信半疑な面もあったが、可能性を感じた」と

話すのは、衣料品を扱うオンワードパーソナルスタイルの竹田哲哉ゼネラルマネージャーだ。』

(日経ビジネス2020.12.28・2021.01.04 合併号No.2072 P20 参照)

 

このような他業界のアイディアを参考にすると、もしかしたら美容室でライブ配信を

しながら販売することがどんどん普及されるかもしれないし、移動型の美容サービス

提供も増加するかもしれない。

 

新たなサービスの創造だけでなく、「競合他社の協業」という今までには

考えられなかった事態もこれからは増えていくことが考えられる。

 

先日、ゲーム業界ではソニー、任天堂、マイクロソフトがゲームの安全性向上について

協力していくという発表もされている。具体的にはゲーム内のユーザー同士で起こり得る

ハラスメントや誹謗中傷などの不適切行為などに対応すべく3社が協力して司法機関

との連携強化をするそうだ。

 

美容業界でもこのような大手企業同士の協業や近隣サロン同士の協力関係が

生まれてもおかしくはないであろう。 

 

予測ができない時代であるからこそ、以下をおこなっていく必要がある。

 

・積極的に新たなチャレンジを繰り返していく

・積極的に他業界や最新の情報をキャッチし続けていく

・積極的に協力関係をつくり続けていく

 

キーポイントは「積極性」と「継続性」にあると考える。

 

「商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)」

 

牛のよだれのように細く長く切れ目なく。

気長に辛抱強く、ともに2021年を歩んでいきましょう。

 

 

 

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