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横浜ベルエポック美容専門学校様にて、Justin Special Seminar実施

6月6日、横浜ベルエポック美容専門学校様でCity&Guildsのスペシャルアドバイザー、Justin Tellus氏によるスペシャルセミナーが開催されました。

今回のセミナーは、今年4月に入学したばかりの学生が対象です。主に技術、道具、そして人種による髪質の違いの3つについてヨーロッパと日本の違いをこれから学びを深める学生に伝えるセミナーでした。学生の中からモデルを2人お願いし、同時に、デモンストレーションの際の助手も学生にお願いしました。第一部はブローの仕方について。ロールブラシ1つとっても日本とヨーロッパのそれは違います。持ち方もブラシやドライヤーの当て方も違いますが、なぜ違うのかデモンストレーションで見せながら説明していきます。生徒たちはジャスティンの手元の動画を撮り、真剣に施術を見学していました。

2人目のモデルには、ヘアアレンジを。メイクとヘアのバランスの大切さ、英国のナイトクラブ文化の中でのヘアアレンジ、メイクの需要など話します。技術はもちろんのこと、ジャスティンは、美容師、メイクアップアーティストが持つ大きな可能性、目標を持つことの大切さ、練習の大切さ、日本の技術を取得しつつ、世界基準での技術も学ぶ重要性など、学び始めたばかりの学生に将来のビジョンを明確にしていく大切さを繰り返し伝えていきます。

ところどころジャスティンが投げかける問いかけに最初は照れたり、遠慮したり・・・イマドキの若い子にありがちな態度をとっていた学生たちが、いつしか目をまっすぐ見て目標を語る姿が印象的でした。デモンストレーションのお手伝いも2回目は学生が手を挙げてくれました。海外に出ても、国内で美容師として働いても、顧客は日本人だけでなくなるであろう将来、知識と技術を知ることは大きな強みとなると感じさせるセミナーでした。ドライヤーだけでナチュラルなウェービーヘアになったモデル、髪をツイストしながらキュッと後ろに持っていくことで、メイクも引き立ち、ナイトクラブへ出かけるイメージで作られたヘアアレンジ、どちらも歓声があがりました。最後に「間違えを恐れないこと。間違えることでしか学べないことがたくさんあること。遠慮なく間違えてほしい」というジャスティンのメッセージでセミナーは終了しました。まだ美容師としての学びが始まったばかりの学生たちが、このセミナーを通して将来美容師として見る景色を少しでも広げてくれることを願っています。

日韓初のビジネスフォーラム開催!

5月20日、ハリウッド美容専門学校にて日韓の美容教育関係者による「K-BEAUTYビジネス学会フォーラム」が開催されました(主催:K-BEAUTYビジネス学会/株式会社セイファート)。本フォーラムでは、「現場職務能力を強化する革新的な教育モデル」をテーマに、活発な意見交換が行われました。

【参加者 全30名】

・キム・ウチョル(韓国技術教育大学HRD学科教授)

・パク・ジンヒョン(西京大学美容芸術学科学長)

・ソン・ヨンウ(ビューティー産業研究所所長)

・パク・サンジュ(JUNO HAIR ブランド 指導教授)

・イソル(バーエンボクデンヘア代表)

・チェ・サンヒ(ダニエル・ヘア代表)

・ソン・チュンソプ(髪書房コリア代表)

ほか、韓国より22名参加

・青木大地(株式会社COA CEO)

https://www.coa-ginza.com/staff/aoki

・冬木慎一(株式会社SUI CEO)

https://sui-beauty.net/staff/shinichi-fuyuki

・木村允人(fifthグループ CMO)

https://fifth-group.jp/company/

・山下広輔(AMA TOKYO 専務取締役)

https://www.ama-tokyo.com/

・中村聖之(東京ベルエポック美容専門学校事務局長)

・鈴木絵里(福岡ベルエポック美容専門学校事務局長)

・中尾真一(株式会社髪書房 CEO)

https://www.kamishobo.co.jp/

・福井幸大(株式会社セイファート/City&Guilds国内事業責任者)

開式のご挨拶はハリウッド美容専門学校・山中祥弘理事長。日本の美容と同校の歴史、今後のビジョンなどについてお話いただきました。

その後、日韓の代表より下記の講演をおこないました。

  • パク・ジンヒョン氏(西京大学美容芸術学科学長)
     美容教育においては、理論と実技の両立が不可欠であり、実践的な教育こそが現場で活躍できる人材育成の鍵であると提言しました。
  • ソン・ヨンウ氏(ビューティー産業研究所所長)
     学習者が自ら課題を定義し、チームで解決していくPBL(Project Based Learning)の導入を美容教育に応用することの必要性について紹介。
  • 青木大地氏(株式会社COA CEO)
     VR技術を活用した教育の可能性について、音声と視覚の両面からのアプローチや、時間管理の有効性などを紹介し、現場での導入事例を共有。サロンの離職率の高さや業界の課題を踏まえたうえで、自社の強みや特徴を説明しました。
  • 福井幸大氏(株式会社セイファート/City&Guilds国内事業責任者)
     日本の国家試験学習だけでは習得できない実践教育の重要性を提言。国際基準の実践型教育プログラム「City&Guilds(シティアンドギルズ)」を全国の美容専門学校に導入することで、より高い接客・技術スキルを身につける必要性を強調。「産学連携によるリアルサロンワークの学習を推進し、早期育成を実現。世界のどこでも活躍できる人材を育てたい」と語る。

↑ 自社について語るCOA青木大地氏。参加者から多数の質問が寄せられた。

    ↑ 美容業界の課題と実践教育の重要性を語るセイファート福井幸大氏。

その後、参加者交流の時間や日韓教育革新に関する討論会を実施。活発な話し合いや意見交換が行われ、初となるビジネスフォーラムは幕を閉じました。

↑討論会では日韓の美容教育の違いについて話し合いがされた

今後も日韓の教育交流を継続するだけでなく、「国際交流イベント」「国際基準の教育カリキュラムの構築」「日韓の国際ライセンスの構築」なども計画しています。

今後も日本と韓国の連携をさらに深め、美容教育の質の向上と次世代の人材育成に貢献してまいります。

日韓の国際教育に関して興味がございましたら株式会社セイファート教育推進部までお問合せくださいませ。

来日研修 Southend City College vol.5

2025年3月7日~3月22日の期間で、英国のSouthend City College (https://www.southessex.ac.uk/)の学生と教師16名が来日し、美容に関する様々な施設で学びを深めました。

研修最終日の本日は、千葉県にある成田山新勝寺へ。

節分の豆まきがよく知られている新勝寺は成田空港からも近く、外国人観光客も多く訪れるお寺です。お寺には、英語のガイドさんがいて、新勝寺の歴史、建築物の由来や意味など、ゆっくりとたくさん説明をして下さり、研修生たちは聞き入っていました。時間配分を考えながら案内してくださったのでしょう。13時から始まる御護摩祈祷の時間にちょうど本堂に入ることができました。観光とはいえ、宗教施設に海外からの研修生を案内する場合、入ることに戸惑いはないか、居心地の悪い思いはしていないか、気を使います。それでも観光の1つの体験と感じてくれれば、と思ったのですが、本堂に響く太鼓の音、コーラスのようなお坊様の祈祷の声に、研修生も引率の先生も深く頭を垂れ、手を合わせ、共に祈りを捧げる姿がありました。この御護摩祈祷(おごまきとう)には、かばんやお財布など大切な持ち物を御護摩の火に当てることでご不動様のご利益を頂ける御火加持(おひかじ)があるのですが、こちらも多くの研修生や先生がお願いしていました。

足が痛いので、たくさん歩くのならば行きたくないと当初言っていた研修生も、河津さくらが咲く清潔で静かな境内を歩き、楽しい時間を過ごせたようで、参加してよかった、と言ってくれ嬉しく思いました。

千年以上の歴史を持つお寺の門前町は、名物のうなぎ屋さんやスイーツ、土産物のお店が並びとても賑やかで、研修生たちも楽しそうに歩いていました。ここは鰻が名物だよ、と教えたのですが、それは次回のお楽しみということで。

帰国前最後の休日。お天気にも恵まれ、穏やかな良い時間が過ごせました。2週間の研修は、長いようで短いものです。日本でのたくさんの学びや経験を、しっかりと自分の中に落とし込み、これから始まるであろうキャリアの中で生かしてほしいと願います。

ガイドさんの説明を聞きます。

一枚一枚丁寧に説明するガイドさん。図柄の意味や意図がわかるとより理解が深まります。

河津桜が満開でした。

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